2019年12月7日(前編)
お久しぶりです。
前回のブログで更新頻度を週1と設定しましたが、早くも2週間空けてしまいました。。
昨今のコロナ騒ぎの影響で「おうち時間」は確実に長くなっているんですが、逆に、いつでも書けるからまだいいや的なノリになってしまいました。。。
まあこんな感じでゆるーーく書いていきます。
さて、今回は表題の通り、2019年12月7日について、書きたいと思います。
何の日か?それはマリノスに関わる人なら誰もが知っていて、一生忘れることができない1日だと思います。
2019明治安田生命J1リーグ第34節が行われた日です。
横浜F・マリノスが「THE BIG FINAL」と銘打って日産スタジアムにFC東京を迎え、3-0で完膚なきまでに叩きのめし、15年ぶりのJ1優勝を果たした日です。
この1日がどれだけ素晴らしく、感動的であったことか。
この1日の「エモい」ポイントをできる限り語りつくし、記録したいと思います。この記事を書くためにこのブログを作ったようなものなので。笑
ざっと羅列してみたのですが、多かったので2回に分けたいと思います。
今回はこの4つ。
ほんとはもっとあるんだと思います。
語りつくせないほどのエモを一つずつ紹介していきます。
日付
まずはこの12月7日という日付。
実はこの日付、優勝する前からマリサポとしては非常に意味がある日付だと思っていました。
時は遡り2013年。最終節、等々力で川崎に勝てば優勝のチャンスを逃したあの日も12月7日でした。
あの年のマリノスは中村俊輔が中心となって、ベテランと若手、中堅が融合した本当にいいチームでしたし、残り2節で1勝すれば優勝という条件の中、2敗して広島に逆転されたという事実があまりにも残酷で、悔しいという言葉だけでは言い表すことができない出来事でした。
僕はあの悔しさをいつか晴らせる時が来ることを信じて応援してきましたし、2013年のメンバーはほとんどいなくなってしまったけど、6年後の12月7日という日に優勝できたことが本当にエモ。まさに、「The Day」 なんですよ。(The Dayの感想は別途記事にします!)
12月7日は今後、マリノスサポーターにとって、「優勝を逃した日」であり(この記憶も忘れてはいけない)、「優勝した日」として記憶されることになりました。
シチュエーション
「4点差で負けなければ優勝」というシチュエーションで迎えた最終節。いわばほぼ優勝したようなもの。
このシチュエーションで最終節を迎えることになったのも、当たり前ですが、33試合を戦った結果なんです。
何を言いたいかと言うと、1年間本当に色々あったと思うんです。
開幕戦の衝撃
H川崎戦のタカの劇的同点弾
H神戸戦の終了間際の失点を活かしてしっかり完封したH磐田戦
A清水戦の反省を活かして一人少ない中守り切ったA神戸戦
・・・
無駄な試合、ゴールなんて1つもなかった。33節の4点目、渓太のゴールも、エリキがキーパーとの1vs1を外していたら、3点差で逆転されるシチュエーションに変わっていたわけで。すべてはマリノスのために、チームのためにみんなが頑張ってきた結果がこの最後のボーナスステージなわけです。
1年間の結果で決めるリーグ優勝の難しさを、この15年間で身に染みるほどに感じてきたからこそ、最終節を「4点差で負けなければ優勝」というシチュエーションで迎えることができたことが、最高にエモ。
満員の日産スタジアム
OUR HOME, OUR FIELD, YOKOHAMA
NISSAN STADIUM
収容人数は72327人と当時は日本最大(今は新国立ができたので国内2位?)。大きすぎる上に陸上トラックもあって、ピッチまでの距離が遠く、サッカー観戦には不向きなスタジアム。
日産自動車が横浜国際総合競技場のネーミングライツを取得したのが2005年、それ以来、ずっと上記のキャッチコピーの広告やポスターは日産スタジアムに掲示されています。
ですが、ずっと心のどこかで、OUR HOME?確かにホームスタジアムであることは間違いないけど、本当に誇れるホームなのか?ずっと疑問に思っていました。
普段の日産スタジアム開催試合は大体入場者数が2~3万人、多くても4万人という感じで、基本的に収容率は50%を切ります。半分以上は空席なわけです。スッカスカのバックスタンドに見慣れてしまっていました。
2019年はラグビーW杯の影響で8月31日のG大阪戦以降、三ツ沢でのホームゲーム開催が続いていた中でようやく帰ってきたOUR HOMEであったわけです。優勝をかけた大一番にしてOUR HOMEに帰ってきたわけです。
2019年12月7日の入場者数は63854人。招待券&雨の影響で発券枚数よりはだいぶ少なくなりましたが、Jリーグ歴代最多入場者数を更新しました。
「満員の日産スタジアムで優勝したい」
かつて兵藤慎剛が口にしたこの言葉。2013年も満員の日産ではあったけど、そこにいたのは優勝を見に来た見物客。
2013年は確か当日券があったはず。今回のTHE BIG FINALは、チケット完売でした。割と早い段階で。もちろん当日券はなし。
今回はひろあきさん主導のゴール裏の方々の尽力もあり、メイン・バックスタンドも含めた仕掛け(次回ブログにて詳細)をすることで、満員の日産スタジアムを、「マリノスを応援しに来たサポーター」で埋めることができたのではないかと思っています(ゴール裏の方々はまだまだ反省点を感じているようなので、そこは次に期待してしまいます)。
ようやくみんなが誇れるOUR HOME, OUR FIELDになったんだなと。試合前から泣きそうでしたね。エモです。
「日産スタジアム」にとっては、初めてのリーグ優勝になりました。おめでとう。
対戦相手(FC東京)
今回の記事では最後のエモポイント、対戦相手がFC東京であるということ。
このFC東京というチーム、マリノスとしてはそこまで因縁があるわけではないのですが、「アンジェ・ポステコグルー体制のマリノス」にとっては非常に因縁深い相手なんです。
時は遡り2018年2月、アンジェ・ポステコグルー新体制のサッカーを多くのサポーターの前にお披露目したプレシーズンマッチ、その相手がFC東京でした。つまり、アンジェにとってFC東京戦はスタート地点。その始まりの場所で1年後にリーグ優勝を果たしたわけです。エモです。
また、アンジェ体制になってから、FC東京にはリーグ戦で3試合全敗していました。FC東京がやっているサッカーは強力2トップを軸にしたカウンターサッカーで、アンジェのサッカーとは非常に相性が良く、毎回してやられていました。
その苦手意識もあったはずの東京を、自分たちが信じ続けたアタッキングフットボールで叩きのめし、優勝を決めたことが最高にエモですね。
長くなるので、 今回はここまでとしますが、記事を書いていて思ったことが一つ。
「エモ」を生み出すのは「繋がり」なんだということです。僕個人の趣向なだけかもしれませんが、この2019年12月7日に起きた「エモ」はこの15年間のどこかと「繋がっている」ということです。
15年間、ずっと応援してきたからこその気づきであり、15年間の長い間秘めた思いというのが込み上げてきて「エモ」に「繋がっている」んだなと感じました。
次回もこの続きから。
スタジアム内で起きたことについて書く前に前編が終わってしまったので、後編の前に中編ができるかもしれませんが、次回もゆるーーく書いていきます。笑
それでは。